2008年04月27日

映画 マンデラの名もなき看守

 南アフリカ初の黒人大統領、ネルソン・マンデラ氏とは……▼freedomcharter
お会いしたことがあります。品格のある強さで包んでくれるような方です。南アフリカには、ニュースステーションのレポータをしていた頃、取材で2回、訪れたことがあります。1回目は1987年9月。アパルトヘイト(人種隔離政策)の最中でした。全ての取材はモニターされ、ソエト(黒人居住区)への取材に行くといったら、白人のコーディネータは銃をもってきました。1991年9月の2回目の取材時、アパルトヘイトの基本四法はすでになくなっていましたが、人の心や慣習は法律が変わってもすぐには変わらず、まだ混とんとしていました。私は取材中に銃で撃たれ、ヨハネスブルグの病院で、弾の摘出手術をしてきました。でもこの2回の滞在で、私には、黒人の友人もでき、南アフリカがとても好きになりました。なんだかとても自分にとって大切な場所のように思えたのです。
 日本での生活では様々なことが「自分の選択」で実現していきます。自分を高めていこうと思ったら、社会を良くしていこうとおもったら、自分が、そんな選択をすることで、変化を作っていくことができます。でも、南アフリカでは、黒人たちは基本的人権がありませんでした。そんな中、ネルソン・マンデラ氏は、27年間も囚われていた牢獄からも、人の心も動かしました。
 この映画は、マンデラ氏が、初めて許可した作品だとのことです。きっとかれは、自分でなく、看守に光があたるこの作品なら、と思ったのでしょう。
 「マンデラの名もなき看守」は、5月中旬から上映されるようです。ぜひ、見てほしいと思います。私もThe Freedom Charterは、大切にしています。心が乱れたら、この精神にもどります。
 映画の公式サイトは、こちら→です。
Posted by kaorisasaki1 at 11:31 │Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
はじめまして。いつも佐々木さんが書かれる心をこめたお言葉、大切に読んでいます。
佐々木さんの南アフリカやマンデラ氏に対するお気持ちがとてもよく伝わりました。銃で撃たれたというお話、初めて知りました。映画、絶対観たいと思います。(いま、タイトルページを見ただけで泣けてしまいました)

わたしは大学時代からずっとアフリカ研究をしており、南アフリカ出身の作家ベッシー・ヘッドをライフワークとして追っています。(実際のキャリアとは別ですが)
南アフリカも何度か訪ねました。
日本で生まれ育ったわたしですが、アフリカは、自分の故郷でもあると思っています。

これからも、佐々木さんからのメッセージを楽しみにしています。

Freedom Charter、わたしも大切に持っています。
Posted by あふりかくじら at 2008年04月27日 22:23