2009年12月04日

保育園と幼稚園の連携

 働くお母さんが増えてきている今、「保育園が足りない」といい……▼
待機児童は減りません。一方で幼稚園の児童は減っているのです。
 私が規制改革会議の委員をしていたころ、「保育園と幼稚園の一元化が必要」と提案すると、「佐々木先生、一元はだめです」と文部科学省と厚生労働省の担当者が私のオフィスまでやってきました。一という数字が入るのはだめだというのです。「連携、はどうでしょうか」というので、何が違うのか問いかけると、一体は、一つという意味だけれど、連携は2つの違うものがあるという意味なのでいい、という説明でした。……ばかげていると、思います。
 保育園は、生まれてから小学校入学までの6〜7年間、1日10時間くらい過ごす場所。人生の始まりの、ほとんどの時間を過ごすのです。どんな景色を見て育つのか、どんな音を聴いて育つのか、どんな光を浴びて育つのか、何を食べて育つのか。保育園の品質が重要なのです。子どもの心や体がまっすぐ育つような環境であってほしいと思います。ビルの上はいやだ。駅の中はいやだと、私は、自分の子供が生まれて初めて、便利より優先すべきことがあると感じました。
 幼稚園や小学校の空き教室や、グラウンド、給食施設を活用することも可能でしょう。政府は、もう「連携」をやめ、「一体」化をめざした大胆な考えで、国の宝である子どもたちを育てるように環境を整えたらどうでしょうか。

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この記事へのコメント
 私の住む阪神間の住宅街も保育園の入所は大変困難を極め結果、二人の子供は幼稚園に行きました。

幼稚園でさえ、延長保育、給食等、母親の負担を軽減する傾向のある園は満員で、結果そこにも入れませんでした。

 幼稚園ママでいまだにつきあいがある人が何人かいますが、やはり「働き続けた人の勝ち!」なのです。

はなばなしいキャリアがあっても数年間専業主婦をしていたら、次に正社員で復帰するのは大変な至難の技となります。
保育状況さえととのえば、働き続けられる女性が多いのに・・・

 さらに、佐々木社長のこのコーナーでは不適格かもしれませんがいくら仕事を持っていなくても、「幼稚園」は必要以上に母親を苦しませることが?多いように思えます。

仕事をもつ持たない以外に、個人として活動したい、思うことがある、という母親に日本の幼稚園は足かせを?しているような面があります。

 どうか、少子化対策の一環としてもお上に考えてほしいです。
Posted by マライヒ at 2009年12月05日 13:43
昨日、幼保一体園が赤字だというTVの番組を見ました。
幼保園が月3万5000円に対して認可保育園は月1万5000円だから人気がないのだ、という理由が挙げられていて驚きました。
そういう選択をする家庭もあるとは思いますが、私を含めて、周囲を見渡すと、品質で選びたいと考える保護者も多いはずなのですが…。

ビジネス誌のオンラインコラムで認可園を経営の視点から立て続けに取り上げていました。
こちらも興味深いです。
ttp://diamond.jp/series/closeup/09_11_21_001/
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20091127/210740/
Posted by Earlgrey at 2009年12月05日 21:31
文書の書き方がすこし変だと思いますが。
現状は、
幼稚園を文部科学省が担当。
保育園を厚生労働省が担当。

幼稚園と保育園を文部科学省が両方とも担当すれば、
学校の有効な活用ができきるという意味では。

その提案であれば、「一元化」という言葉の意味は、なくなり、
また学校などを保育園として使えれば、
佐々木さんの考え(一元化)と違い、

現実に多くの母親の方が助かる事になりますね。

言葉は、現実を動かす力があるので、
現実にそくした使い方が大事かもしれません。

私は公立の高校に行っていました。
夜間が学級がありましたので、
昼間学級は、部活動を含め、全ての教職員が学校から、出る必要がありました。
実際に、昼間、夜間という二つの異なる学校を同じ場所でやる場合には、全てを入れ替える必要があります。
そうした意味では、一元化は難しいですが、
文部科学省が両方みていれば、対応は可能です。
Posted by あの at 2009年12月08日 09:57
認可外保育園運営者として、声を届けたいです。
待機児童解消として、【認可園の定員弾力化をしている】【あくまでも認可園で対応していく】など、手をこまねいているわけではない・・。ということを国レベル・役所レベルは言い続けますが、今この時も困っている家庭があること、支払可能な保育料で預かってもらえる先がなく、仕事にでられないため、それによりまた家計を圧迫している現状など・・・一般の生活家庭にとっては緊急を要するのだという意識が、全く感じられません。
 
自身の子育てでも保育園に困った経験があり、自分と同じように保育を必要とする子育て家庭が安心して預けられ、また経験すべきことをしっかり経験しながら家庭から出るはじめての社会の中で生活力や心を育む園をと運営していますが、当市では、認可外への補助は全くないので、毎日の運営がやっとです。赤字を補う月も少なくありません。やめればいい。と言われればそれまでですが、子ども達は毎日通ってきますし、それによって、保護者も就労でき、生活を成り立たせておられます。何とか園を守っていきたい気持ちです。

ひとつの案としては、当方は専用建物がありますので、これから莫大な税金を投入して新たな建物(保育園)を建てる前に、現在立っている建物を、待機児童のためにも最大に活用する方向もあるのではないでしょうか??
100%待機解消できていない現状をしっかり認め、早急に考るべきだと思います。のんびり長期かけている問題ではありません。

待機問題に限りませんが、政府レベルでの対応が迅速さに欠けていると感じます。


Posted by ファミリー at 2009年12月10日 13:52
佐々木さんが苦労されながら頑張ってこられた事は、知っています。
ただ、それでも努力する自由という事が、
特に昭和までは、誰に対しても、あったと思います。
現在は、貧富の差があるのは、仕方ないとして、
子ども(大人)の努力する自由が奪われていると思います。
少子化で大学は、希望者は全入の時代です。
ただ、お金持ちでないと、実質、大学に行く事ができない仕組みにもなっています。
昔の東大は、お金がない人でも入れる事で有名でした。
今の東大生の両親は、日本で一番、お金持ちだそうです。
保育園から、大学ぐらいまでは、勉強、成長する平等性がないと、日本の将来は、暗い気がします
Posted by あの at 2009年12月18日 13:06