2011年08月28日

首相の選ばれ方

 今までも感じていたが、なぜか、今回ほど、一国の首相選びが情けないと感じることはない。立候補してから数日。……▼
主義主張も、政策の違いもよくわからない。そもそも同じ政党だから、そんなに違いがあるのもおかしなことなのかもしれないが、「政治家になりたい」と希望して政治家になった人たちのモチベーションは、国を良くすることではなく、政治家としてのポジションの高さや、政治家仲間での力関係のように見える。
アメリカがいいとはいえないかもしれないが、一国の代表を決めるために、何年もかけ、政策を戦わせ、たくさんの人の前で話し、質問され、リーダーとしての様々な資質を鍛えられていく。そもそも大統領でなく首相だし、選挙の仕組みも何もかもが違う日本だから、今はどうにもならないが、もう、「グローバル社会」の一員となっている以上、このような形で国の代表が決まっていくことは、辞めなくてはならないのではないだろうか。……当事者たちには、新しい仕組みを作れないだろうか。

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この記事へのコメント
応援してます^^
Posted by 弥彦 at 2011年08月30日 08:47
佐々木さんの嘆きに同意します。国民が首相選出に直接かかわれないのが本当にもどかしいです。

2006年度のアメリカのテレビドラマの「マダム・プレジデント(原題Commander in Chief)というのをケーブルテレビで見ていますがアメリカの大統領の権限の大きい事、ドラマとはいえ大統領の采配の見事さに胸がすかっとします。日本にあのような国民への深い理解、知識の豊富さ、リーダーシップを取れる政治家はいないのでしょうか?

いずれにせよ日本の政治の仕組みは本当に分りにくいです。
Posted by 田代利子 at 2011年08月29日 23:15