2015年05月15日

実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化?

 中央教育審議会の「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会」の委員に任命されて、第1回目の会合に参加してきました。
 27名の委員。文科省から24名。そして一般傍聴が100名以上という感じで開催されました。
「社会のニーズに即応し、各職業分野の特性を踏まえた・・・▼続きを読む
質の高い職業人育成をおこなうことができる制度設計」等を考えるということで、現在の大学体系に位置づけて、学位授与機関とするのか。質の保障はどうするのか。産業界との連携は、などを今後話し合って行くということのようです。

 第1回目の会合ですし、考え方を柔軟に・・・という意味も込めて、私は、既存の大学体系に入れないで新しい方法を考えられないのか,と提案しました。どんな設置基準にするのか、教員組織や資格要件はどうするのか、収容定員は、施設や設備はという前に、社会人が学ぶことや、今の学生が,今のまま、学習を追加できる方法も準備できないかと、脳をストレッチしたいと思いました。

2012年のOECDデータによると、日本の大学進学率は52%。OECD諸国平均と比べて高いとはいえません。しかし、同じOECDによるアダルトスキルテストによると、問題解決能力やIT能力で日本は世界1位。既に社会人として、高い能力をもっているというデータもあります。

 また、今の高校生の中には「皆行くから」と、学びより「皆と同じ」ステータスを求めての大学入学になっている子どもたちも少なくない中、新しい大学の形を作る必要があるのか。例えば、今の大学も良くしながら一緒に底上げする新しい大学プログラムの仕組みがつくれないのか,と考えてみたいと思います。

働きながら経営学を学ぶエグゼクティブMBAのように、今通っている高校や大学にいながら,同時にもう一つの「大学」(?)の学位が取れるという新しい仕組みはどうでしょう。
「出張クラス」および「独自セミナールーム」からなる学校が、たとえば、15歳以上であれば、誰もが受けることができ、単位を取得でき、単位を積み上げてある単位数に達したら、その大学の卒業証書ももらえる、つまり,今まで通りの高校や大学に通いながら、もう一つの学位をもらえるというのはどうですか? 実用的なだけでなく、やる気、スキル、学びを証明する「それが加わるとカッコイイ」と思える、そんな新しい大学のあり方。

考え始めとしては、脳のストレッチ、できませんか。

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この記事へのコメント
私は知識としての大学以外に「ものづくりを知る」、「ものづくりの体験する」そんな機会をつくる場が必要と思います。若い人の中には、自分は気づかなくても、ものをつくることに合っている人がいるのに、平凡な知識だけを吸収するために大学へ行っている人が多いのではと思います。ものづくりを見られる、ものづくりの体験できることからものづくりに魅せられて新たに開かれる未来が生まれるのではと思います。その上に立って科学的な知識を体系的に得られるようにすればよりレベルの高いものづくりが進められるのではと思いますし、少子化の日本に向いた対策になるのではと思います。
Posted by blueberry-na-heart at 2015年05月19日 00:33
 いつも読ませていただいています。佐々木さんの考えに賛成です。学生のもつ能力を生かすために、現在ではイレギュラーとも思える学び方があることは、いいことだと思います。
又、そういうものを用意してあげるべきかもしれません。
Posted by kelly at 2015年05月20日 09:35