2019年05月16日

中学校の昼食は15分?


先日報道されていた横浜の中学校の昼食時間が15分間、というニュースに驚き、教育とは何か、人を育てるとは何か、ということを考えてしまいました。そして、過去の自分の発言も思い出しました。

私は文部科学省の中教審(中央教育審議会)の初等中等教育分科会の臨時委員をつとめていたことがあり、カリキュラムや通知表など、いろいろ議論する機会がありました。その時に指摘させていただいたことの一つが・・・
通知表の教科の表示の仕方でした。

国語、算数、理科、社会、や英語が上で、図工、体育、家庭科が下や別枠であることや「主要5科目」みないな捉え方では、これからの豊かな人を育てることにつながらないのではないか。図工・美術や、体育や、家庭科/技術 などの教科が、上に来ているだけでも、教師も、保護者も、そしてもちろん本人も、バランスの取れた人間に育っていく姿を想像できるのではないかと。

食育、も同じです。
人間は食べたものでできています。何を、どう食べるか。これがこの人の一生の体や心を育むのです。どんなに数学の点数が高くても、体と心も育てないと、力強い成果を出しにくくなるかと思います。体が弱いことがハンディになるという意味ではなく、学校が育てる機会を提供しているとしたら、学問以外の、教養となることや、体や健康に関する知識や実践が、とても重要だということです。

中学校で無言で15分でお弁当を「かっこむ」。食材のことを考える間も無く、キチンと噛み締めて味わうこともなく。そんなことをして、午後の授業に入っても、頭脳も心も育たないのではないかとおもってしまいます。

それが子ども達に課せられたカリキュラムのせいだとは、どうしても思えない。
もっと良い方法を考えて、心と体を育む教育が広がっていくことを期待しています。


Posted by kaorisasaki1 at 23:27│Comments(0)