2019年05月23日

プラチナキャリアアワード

本日、プラチナキャリアアワードの第1回表彰式がありました。私は、僭越ながら、審査員を務めさせていただき、本日の式典イベントで、審査員としてパネルディスカッションに登壇いたしました。このアワードは・・・
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「日本の就業者が目指すべきキャリア」を支援している企業を表彰するものです。人生100年時代にどう働くのか、というは、本当に各自がが考える課題ですね。それを、企業がどう支援しているのかということを評価するアワードです。

先日、このブログで、70才定年の話を書きましたが、日本での働き方や、キャリアの考え方を抜本的に考え直す時が来ている、というか、遅すぎる時なのだと思います。

今日のイベントでは、式典のほかに、個人のキャリア、組織の生産性、様々なテーマで講演やパネルがありましたが、そのうちの一つで、生産性を上げるための要因を英国がケンブリッジ大学に依頼して研究した結果、をアトキンソンさんが話されました。紹介されたデータでは、生産性を上げるための5大要因と思っていたものを比較すると、なんと「競争」は最下位で0.05ポイント。一番重要なことは、entrepreneurship で、0.91ポイントだった、ということです。

entrepreneurship は、起業することではなく、起業家精神。つまり、新しいことを生み出す力、変革への情熱、改革精神・・・ということです。企業の中にいても、どれだけ新しい視点で新しいことをできるか、ということ。多くの人が大切だと思っている技術革新の 0.56ポイントは下から2位。ダントツに、起業家精神が、生産性を高めるために重要だというのです。

それは、私の言葉でいうと「ダイバーシティの力」です。どれだけ多様な視点が組織にあるか。どれだけ多様な視点が個人一人一人の内側にあるのか。これが、イノベーションを生み、利益を出していきます。ダイバーシティこそ、起業家精神への土台なのです。

人生100年時代に自分のキャリアを考えることは、大学の時から考え始めたいテーマ。でも、今、からでも遅くありません。40才でも、50才でも、60才でも、今から、しっかり自分を高めて、新しいものを生みだす情熱、意欲、視点を持ち続けていきましょう。
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Posted by kaorisasaki1 at 23:28│Comments(0)